October 16, 2005
NYFF
しかし、三人はめちゃめちゃニューヨークを満喫してきたようですな。いいなあ〜。
さて!愚痴っててもしょうがあんめい。突然ですがニューヨーク映画祭について書きたいとおもいます。
このニューヨーク映画祭、リンカーン・センターのフィルムソサイエティが主催するもので、1963年に始まりました。ニューヨーク市民に海外の作品と国内の新人を紹介するものです。
カンヌやベルリンはコンペティション形式ですが、ニューヨークは非コンペティション形式で、百本〜数百本が当たり前になっている他の映画祭に比べこちらは長編30本に短編10本程度という超少数精鋭であります。つまり、ここに出品できるというのはもの凄いことだと言いたい訳です。
1963年の第一回目には小津の『秋刀魚の味』、小林正樹の『切腹』が出品されました。回数的には、黒澤明で『赤ひげ』『どですかでん』『デルス・ウザーラ』『影武者』『乱』と最多出品です。孫の黒沢優はSOPHIAの・・・。まあいい!
そして我らが柳町光男監督は『火まつり』に次いで二作目の出品でございます。ラストの竜雄の猟銃による自殺は切腹のバリエーションであるとの解釈もあったそうで、これは日本人ではない発想ですね。解釈の違いというものは面白いものだわ。
今回の『カミュなんて知らない』でもそこで笑うか〜?というのがいくつかあったらしいです。恐怖、感動はある程度共有できるものかと思いますが、笑いというのはほんとにツボの違いというかなんというか。まあ、東京大阪でも違うもんね。
いつのまにか東京大阪の笑いの違いに移りかけました。
上映後のスタンディングオベーションは鳥肌ものだったようですね。体感してみたかったわさ。
粒々したものを見ると鳥肌の立つ俺でした。ほいじゃ!!